- 著者:ほうせんか
- 出版社:ころから株式会社
- 刊行年: 2021年
- 概要
- 1992年に刊行(歴史史料出版会)され、ながらく品切れとなっていた『風よ鳳仙花の歌をはこべ』を増補新版として復刊。1980年代に東京・墨田区を中心に掘り起こした朝鮮人虐殺事件の証言を中心に描く第一部は、関東大震災からまもなく100年になるいまでは、とても貴重な記録です。 また、21世紀に入ってから虐殺事件を継承するための追悼碑建立に奔走した姿を描く第二部を増補。ヘイトスピーチが広がる世相と対をなす筆者たちの姿からは一途な思いが伝わります。 『九月、東京の路上で』の加藤直樹さん推薦!
- 目次
- 刊行にあたって
- ○第1部 荒川河川敷に探して
- はじめに
- 第1章 埋め戻された穴/荒川土手に埋められた遺骨をさがして
- 第2章 すえられた機関銃/旧四ツ木橋での虐殺
- 第3章 事件の現場を歩く/隅田・寺島・吾嬬・亀戸
- 第4章 疾走する軍隊/総武線以南
- 第5章 韓国を訪ねて
- 朝鮮人殉難者追悼碑の建立にむけて
- ○第2部 荒川土手を越えて
- 第2部のはじまりに
- 第1章 地域に根ざすことを願って
- 第2章 河川敷での建立を目指して
- 第3章 土手下の追悼碑
- 第4章 その後の活動
- 増補版あとがき
- 年表
- 資料
- 索引
http://korocolor.com/book/9784907239534.html